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P進タイヒミュラー理論 以前

古典的なタイヒミュラー理論もあまりわかっていないのに
無謀にもP進世界への進出を企てていると、

文献を参考するにつれ、数論の基本が分かっていないために
読めないことに思い至り、数論の基本を勉強する必要性
を痛感しています。

そこで、ガロア理論や保型形式と岩澤理論等も勉強中です。
岩澤主予想、すなわち
   解析的P進ζ=代数的P進ζ という関係により

フェルマーの最終定理の解決の際と同じように、
岩澤理論がP進世界への突破口になると感じています。



数論〈2〉岩沢理論と保型形式

数論〈2〉岩沢理論と保型形式

  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 2005/02/08
  • メディア: 単行本


等の解説書もありますが、ネット上で見つかった文献の方が
分かり易そうなので、そちらで勉強して、確認のために
読み直すのが良さそうです。

P進世界への習熟のため、下記の書籍も購入することにしました。

p進ゼータ関数---久保田-レオポルドから岩澤理論へ シリーズゼータの現在

p進ゼータ関数---久保田-レオポルドから岩澤理論へ シリーズゼータの現在

  • 作者: 青木 美穂
  • 出版社/メーカー: 日本評論社
  • 発売日: 2019/04/15
  • メディア: Kindle版


望月教授の論文を読めるまでには、まだまだ知識不足⊕力不足です。

数論を勉強するのは、はなかなか大変ですね。
その原因は、
 ・p進数体とζ関数
 ・楕円曲線論
 ・代数的整数論
 ・類体論
 ・保型形式
 ・岩澤理論
など、どの分野も1冊の本が出来るほどの幅と深さがあるからで、
それらを全てを修了する必要があるから。。。
というわけで、苦戦中です。

とわいえ、これらを突破しなければ、望月教授の論文は読めそうに
ないし。ここが、頑張りどころだと思います。


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ホッジーアラケロフ理論以前 [数論幾何]

ホッジーアラケロフ理論に入る以前に

複素多様体のホッジ理論について勉強する必要があります。

これについては、詳しい参考書があるので、読むことにしました。



複素構造の変形と周期―共形場理論への応用

複素構造の変形と周期―共形場理論への応用

  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 2008/09/05
  • メディア: 単行本



結構、難しい本ですが、日本語で書かれているのは
有難いですね。
小平・スペンサー写像についても詳しく書かれているようです。
5月中は自粛が続きそうなので、もう少し勉強できそうです。

ホモロジー代数とP進数の世界の勘が戻ってきたと思ったら
自粛の解除となりました。
さてどうするか?




コホモロジー

コホモロジー

  • 出版社/メーカー: 日本評論社
  • 発売日: 2002/07/01
  • メディア: 単行本



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IUT理論 [数論]


宇宙と宇宙をつなぐ数学 IUT理論の衝撃

宇宙と宇宙をつなぐ数学 IUT理論の衝撃

  • 作者: 加藤 文元
  • 出版社/メーカー: KADOKAWA
  • 発売日: 2019/04/25
  • メディア: 単行本


 ようやく、この本が到着したので、読んでいます。
IUTの本論文がなかなか、出版されなかったのは、
地動説がなかなかみとめられなかった時代と共通するような
いわれのない迫害のようなものもあったようですが、
 それほどすごい発見ということも言えるのではないかと
思うしだいです。
大変、読みやすく書かれているので、楽しみながら読んで
います。

本格的に勉強するには、
 ・遠アーベル幾何学
 ・ホッジーアラケロフ理論
 ・タイヒミュラー理論
等が予備知識として必要とされるようですね。

この本では、最初の遠アーベル幾何の基礎について
群論について、少しだけ詳しい説明があります。
他の理論については、自分で勉強する必要が
ありそうです。

一通り読み終わりました。
概要については、一般向けに丁寧な解説で、分かり易かった
と思います。
しかし、詳細な(技術的な)ことはやはり、膨大な参考文献を
読みこまないとわかりませんね。

タイヒミュラー空間について、ネットで調べて勉強しています。
難しい文献が多いですが、中には学生向けの講義録等の
比較的分かりやすい文献があるので助かります。
いろんな文献を読むことで、多面的な理解がえられるので、
良いですね。
インターネット接続環境があれば、無料でいろんな文献が
見られるので、良い時代になったものだと思います。

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ABC予想


ABC予想入門 (PHPサイエンス・ワールド新書)

ABC予想入門 (PHPサイエンス・ワールド新書)

  • 出版社/メーカー: PHP研究所
  • 発売日: 2018/02/16
  • メディア: オンデマンド (ペーパーバック)



大学も高校も休業で、体はなまってしまいますが、
時間があるのは、有難いですね。
いろいろと勉強できるというものです。

ABC予想が証明されたという噂は、ずいぶん前から
承知していましたが、不勉強のためまったく知識がないので
一から勉強してみたいとおもいました。

一般向けの入門書で、勉強したいとおもいます。

まずは、高校レベルの初等整数論の復習等を行いました。
 ・最大公約数
 ・ユークリッドの互除法
 ・不定方程式
 ・n進数
など、楽しく勉強しました。
もうしばらく、自粛が続きそうなので、まだまだ勉強できそうです。
次に、この本を読みたいと思いましたが、在庫がないとのことで
しばらく様子見でしたが、ようやく在庫ありとなったので、
ネットで注文しました。
来るのが楽しみです。



宇宙と宇宙をつなぐ数学 IUT理論の衝撃

宇宙と宇宙をつなぐ数学 IUT理論の衝撃

  • 作者: 加藤 文元
  • 出版社/メーカー: KADOKAWA
  • 発売日: 2019/04/25
  • メディア: 単行本



ネット通販が混み合っているためか、なかなか届かないので
数論の復習です。


数論 I Fermatの夢と類体論 (岩波オンデマンドブックス)

数論 I Fermatの夢と類体論 (岩波オンデマンドブックス)

  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 2016/07/12
  • メディア: オンデマンド (ペーパーバック)


フェルマーの最終定理がワイルズによって証明されたときに
この本で数論を勉強したのですが、すっかり忘れています。
本の汚れ具合からは、
 0章 序Fermatと数論
 1章 楕円曲線の有理点
 2章 2次曲線とp進数体
 3章 ζ
 4章 代数的整数論
 5章 類体論
あたりまでは読んだ形跡はあるのですが。。。

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量子コンピュータ [量子コンピュータ]


驚異の量子コンピュータ: 宇宙最強マシンへの挑戦 (岩波科学ライブラリー)

驚異の量子コンピュータ: 宇宙最強マシンへの挑戦 (岩波科学ライブラリー)

  • 作者: 啓祐, 藤井
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 2019/11/20
  • メディア: 単行本



学年末考査を返却しないまま、3学期が終了してしまい。
なんだか、へんな感じですが、春休みに入ってしまいましたね。

やっと、教育から解放されて、自分の勉強ができます。
以前から、気になっていた量子コンピュータの理論面と
実装面、および近現代史について入門的な勉強をする
予定です。
その他にも、計算理論等にも関心を持っています。

実装面については、あまり詳しくはなかったのですが、
理論面では、大変勉強になりました。
また、量子コンピュータの可能性について、
物理の理論研究との関連が将来楽しみだと感じました。



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ゲーデルの不完全性定理 [超数学]

以前から課題としていたゲーデルの不完全性定理について
勉強しています。
解説本によって、大体のことはわかるのですが、
証明を完全に理解しないと理解した気にならないん
ですよね。

自分にとって、証明がなぜ難しいのかまとめておきます。

Ⅰ)証明方法の特殊性
 形式的体系を自ら構築し、その中でしか通用しない
 公理系を設定し、その中でしか通用しない論理
 や推論規則のみを使用し形式的な操作のみに限定して
 証明を行っていること。

Ⅱ)形式的な操作の一つに原始再帰的関数を用いているが
 これを使った自己言及的な証明方法に慣れていないこと。
 そのため証明がしっくりこない原因となっている。

Ⅲ)自然数論とメタ数学の間をゲーデル数を使って
 行き来しているために論理の筋を追うことが難しいこと。

Ⅳ)証明の前提となる定義1~46を完全に理解していないこと。

Ⅴ)なにが要点なのかが、掴みにくいこと
  要点 1)背理法による証明であること。
     2)「相矛盾するゲーデル文が両方とも数値的に表現可能であること」
       が、矛盾であること
     3)ゲーデル文とは「自分は証明できない」と主張している文
     4) 数値的に表現可能とは、ゲーデル数による表現である。
     5)「17」:数項xのゲーデル数
     6)「19」:数項yのゲーデル数
     7)1階述語論理の範囲内で証明
     8)再帰的関数を使って、自己言及してゲーデル文を定義している。
     9)再帰的関数への代入(自己言及)を行って論理式を形式的に変形
     10)原論文では、PMの論理式で、ちょうど1つの自由変数をもち
       ある自然数に関する述語的内容を表すものを「クラス符号」と言う。
     11)対角線論法を使った証明となっている。
     12)ゲーデル文は、自己言及によっても変質しない不動点の様な
        性質を持っている。

Ⅰについては、ヒルベルトプログラムを勉強することで
ある程度は理解できたが、Ⅱ~Ⅳについては、証明を何度も
読み直すしかないかと考えています。勉強不足と言うこと!!
Ⅴは、自分が気付いた要点を記しています。
間違っているかも知れません。(備忘録見たいなものです)


ゲーデル 不完全性定理 (岩波文庫)

ゲーデル 不完全性定理 (岩波文庫)

  • 作者: ゲーデル
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 2006/09/15
  • メディア: 文庫



この本で、なぜ、こんなにまわりくどい証明方法をとる必要が
あったのかが良く分かりました。



ゲーデルの謎を解く (岩波科学ライブラリー (6))

ゲーデルの謎を解く (岩波科学ライブラリー (6))

  • 作者: 林 晋
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 1993/11/22
  • メディア: 単行本



この本で、証明の要点を少し、掴む事が出来ました。
何度も読み返しています。

原論文は、古いドイツ語なので、私には読めませんが、
下記の本では日本語訳があり、解説文もありありがたいですね。
ただ、解説が省略されている個所があり、これだけでは難しいですね。

ゲーデルに挑む: 証明不可能なことの証明

ゲーデルに挑む: 証明不可能なことの証明

  • 作者: 田中 一之
  • 出版社/メーカー: 東京大学出版会
  • 発売日: 2012/04/28
  • メディア: 単行本



もう少しというところで、冬休みも終了です。
もうちょっと頑張ろう!
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難読本の効用

簡易な解説本ばかりだと、理解は早いが、頭が鍛えられない気がする。
その点、本物の本は、難しいが、頭が鍛えられる気がする。
高名な数学者の書いた本には、難しいものがあるが、
そんな本を読むと、他の解説本が易しく感じるのは、良い効用だと
思いました。
冬休みに、じっくり研究することにしよう。


数学の基礎 (数学クラシックス 第 4巻)

数学の基礎 (数学クラシックス 第 4巻)

  • 作者: D.ヒルベルト
  • 出版社/メーカー: 丸善出版
  • 発売日: 2017/06/01
  • メディア: 単行本



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夏休みの宿題 [人工知能]

夏休みで時間があるということで、
今回は、人工知能について、おもしろいところを
やっつけてみたいとおもっています。
逆に、やっつけられてしまうかもしれませんが?

とりあえず、最近の進展も勉強したいので、

イラストで学ぶ 人工知能概論 (KS情報科学専門書)

イラストで学ぶ 人工知能概論 (KS情報科学専門書)

  • 作者: 谷口 忠大
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2014/09/25
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



この本は古典的な内容から、最近の進展まで、概論的で幅広く勉強できるので
良いですね。
最近の進展と言えば、やはりビッグデータの利用による機械学習等で
AIが自律的に賢くなっていくという技術的なブレークスルーがありますね。

しかし、それらを理解するためには、ベイズ理論などの統計の予備知識が
必要なようで、そちらを手当てしながらやることになります。

ベイズ理論についても、データサイエンス等の進展の影響でいろんな参考書が
でてきていますが、初学者としては、分かりやすい本で効率的にという訳で



史上最強図解 これならわかる!ベイズ統計学

史上最強図解 これならわかる!ベイズ統計学

  • 作者: 涌井 良幸
  • 出版社/メーカー: ナツメ社
  • 発売日: 2012/02/21
  • メディア: 単行本



良い本で勉強すると、理解が早くて気持ちいいですね。
と言っても、まだまだ理解が浅い事は認識していますが、
深層学習(ディープラーニング)についての記述が浅いことが
分かったので、少し敷居が高いと思われるが、下の本を勉強
することにしました。
人工知能学会のジャーナルに連載された解説が本に編集された
ものなので、内容はかなりレベルが高いと思われるが、玉砕覚悟
で、挑戦してみたいと思います。
夏休みも真中で、後半になりますが、ガンガン頑張ります。

勤務校の生徒諸君も、宿題を頑張ってもらいたいとおもっています。


深層学習 Deep Learning

深層学習 Deep Learning

  • 出版社/メーカー: 近代科学社
  • 発売日: 2015/11/05
  • メディア: Kindle版



ここまで来ると、さすがに難しくて、なかなか進みませんね。
夏休みも開けてしまって、読破できなかったのは残念ですが、
次に向かって突き進むのみです。
G検定なる資格試験も一つの目標になるかと思いました。
下記の書籍が参考になるようです。


深層学習教科書 ディープラーニング G検定(ジェネラリスト) 公式テキスト

深層学習教科書 ディープラーニング G検定(ジェネラリスト) 公式テキスト

  • 出版社/メーカー: 翔泳社
  • 発売日: 2018/10/22
  • メディア: Kindle版




徹底攻略 ディープラーニングG検定 ジェネラリスト 問題集 徹底攻略シリーズ

徹底攻略 ディープラーニングG検定 ジェネラリスト 問題集 徹底攻略シリーズ

  • 出版社/メーカー: インプレス
  • 発売日: 2019/02/08
  • メディア: Kindle版



人工知能は人間を超えるか ディープラーニングの先にあるもの (角川EPUB選書)

人工知能は人間を超えるか ディープラーニングの先にあるもの (角川EPUB選書)

  • 作者: 松尾 豊
  • 出版社/メーカー: KADOKAWA/中経出版
  • 発売日: 2015/03/11
  • メディア: 単行本



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量子力学の数学


量子力学の数学的基礎

量子力学の数学的基礎

  • 作者: J.v.ノイマン
  • 出版社/メーカー: みすず書房
  • 発売日: 1957/11/15
  • メディア: 単行本


量子力学の数学について、この本を目標にして再度トライしています。
なかなか手強いですが、粘り強く頑張りたいと思います。
複素関数、微分方程式、行列、演算子、確率、フーリエ級数等
いろいろな数学が登場するところが、おもしろいと思います。


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"低次元の幾何からポアンカレ予想へ [トポロジー]


低次元の幾何からポアンカレ予想へ ~世紀の難問が解決されるまで~ (数学への招待)

低次元の幾何からポアンカレ予想へ ~世紀の難問が解決されるまで~ (数学への招待)

  • 作者: 市原 一裕
  • 出版社/メーカー: 技術評論社
  • 発売日: 2018/01/06
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)


高校生にも分かるという構想で書かれています。
そのため学術書のような堅苦しい書き方ではありません。
幾何化予想についての解説が丁寧でよいと思いました。
確かに他の解説書よりは具体的で入り易いと思います。
ただし、細かいところは専門書や論文を参考にしないと分かりません。
参考文献が記載されていればなお良かったと思いますが、
それは、他の専門書に記載があるのでそちらも参考にすると良い
と思います。


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